照明器具をご購入頂く前に確認してほしいこと【3つ】

照明器具が届いて、いざ取り付けようと思ったら・・・「あれ、取り付けできない!?」
そんな失敗を避けるためにも、ご購入前に、取り付け環境をご確認いただくことはとても大切です。
チェック項目は大きく分けて以下の3つです。
引掛けシーリングの確認
まず、取り付けされるお部屋の天井を確認してください。
下の画像のようなものが付いておりますでしょうか?これは引掛けシーリングというものです。

詳しい取り付け方法は、照明器具の取り付け方法のページにて解説しておりますが、
引掛けシーリングが天井に設置されていることが確認できれば、とりあえず照明器具の取り付けは可能です。
- 天井に引掛けシーリングがなく、配線がむき出しの状態の場合は、電気工事店または工務店へご依頼いただき引掛けシーリングの設置工事が必要です。
- ナショナル時代の旧規格の引掛けシーリングをお使いの方、特殊な引掛けシーリングなど、取り付けに関してご不安な場合は当店までお問い合わせください。
天井の形状
次に、天井が水平天井であることを確認してください。

角度が付いている傾斜天井(勾配天井)、特殊な変形天井の場合は、照明器具を取り付けすることはできません。工務店へご相談ください。
また、シーリングライトや、シーリングファンを設置予定の場合は、
引掛けシーリング周辺に梁など干渉する障害物がないかご確認ください。
- メーカーで行っているテストは水平天井が条件下であり、安全性の確認のできない傾斜天井への取り付けはメーカーで禁止されております。
- また、傾斜天井用フランジについても、他社製品との適合性や安全性などの面から照明器具メーカーでは、非推奨だそうです。
電気回路の確認
最後に、設置されるお部屋の電気回路について見て行きます。
- 調光器(ライトコントロール)の有無
- 壁スイッチの有無

調光器(ライトコントロール)というのは、照明器具の明るさを調節する装置です。お部屋の設備に調光器が内蔵されている場合は、白熱電球と調光器対応のLED電球のみご使用いただけます。なお、当店で販売しておりますLED電球は、調光器対応のLED電球ではございませんので、恐れ入りますが、別途お客様の方で調光対応のLED電球をご用意いただきますようお願い致します。

壁スイッチというのは、お部屋の壁面に設置されている電源スイッチのことです。照明器具本体にスイッチがなく、お部屋にも壁スイッチがない場合は、電気を点けたり消したりできなくなってしまうため、ご使用いただくことはできません。
また、パイロットランプ(ほたるスイッチ)付き壁スイッチをご使用の場合、LEDと相性が悪い場合があります。
夜間灯であるパイロットランプは、回路内を常に微弱の電気が流れているのですが、 LED電球は僅かな電気にも反応するため、電源をオフにしていてもチカチカと点滅してしまうことがございます。
この状態でご使用頂いても故障することはありませんが、気になりますのでお勧めは致しません。
解決法と致しましては、白熱電球をご使用いただくか、パイロットランプ対応のLED電球へ交換頂くことで解消する場合がございます(当店では取り扱いがないため、市販品をお求めください。)
以上で、照明器具を取り付けするための最低限のチェックは完了ですが、
広さや用途に応じて適切な照明器具を選ぶのも大切なポイントです。
ぜひ、次の記事照明器具の明るさと選び方もあわせてご覧ください。