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電球の種類と選び方

電球について

電球って種類が多くて、どれを選んだらいいか分からないっていう方も多いのではないでしょうか?

でも、大丈夫。電球の選び方の基本は、「口金」「種類」「明るさ」の3つを押さえるだけ。詳しく解説していきます。

電球の口金とは

口金とは、「くちがね」と読み、電球の根元のスクリューネジ部分のことです。口金の部分を照明器具のソケットに回し入れて電球を取り付けするのですが、この口金のサイズが合わないと、電球を取り付けできません。口金は各商品ページに掲載しておりますので、照明器具の口金サイズは必ず確認しておきましょう。

口金のサイズは専門的なものを含めると数十種類にも及びますが、一般家庭用の照明器具に使われているのはほとんどE26E17の2種類です。また、E12という小さい口金をした電球もありますが、これはナツメ球(常夜灯)などに使われています。

26や17などの数字はそのまま口金の直径を表しております。つまり、E26の場合は直径26mm、E17の場合は直径17mmという具合です。今お使いの照明器具に付いている電球の口金サイズが分からない場合でも、直径を測るだけで簡単に知ることができます。なお、余談ですが、数字の前のEは、かの有名な発明家であり、電球の生みの親でもある「トーマス・エジソン」のイニシャルを冠しているそうです。

口金の種類

電球の種類について

電球の種類は大きく分けて2種類あります。まず1つ目が白熱電球。そして、もう1つがLED電球です。

なお、白熱電球からLED電球へ移行する過渡期に電球型蛍光灯という電球もあったのですが、明るくなるまで時間がかかる等の短所からか今では見かけなくなり、LED電球が主流となっています。

白熱電球、LED電球の特徴や、メリット、デメリットについて詳しく見て行きましょう。

白熱電球とLED電球

白熱電球とは

白熱電球(白熱球)とは、いわゆる昔からある旧来の電球で、フィラメント電球とも呼ばれています。白の漢字が使われていますが、光の色は白ではなく、オレンジっぽい暖色系。LED電球などの「電球色」とは、この白熱電球の光の色を再現したものです。なお、白熱電球には白系の光(昼白色、昼光色)は存在しません

白熱電球のメリット

白熱電球のメリットは電球本体の価格が安いことです。電球にもよりますが1球あたり200円前後で購入できます。また、暖かみのある光も魅力。LED電球では出せないノスタルジックな魅力が白熱電球にはあります。

白熱電球のデメリット

白熱電球のデメリットは、ランニングコストが高いことです。電球自体は安くても、消費電力が高いため、毎日使うと、電気代がかさみます。家庭全体の消費電力の内訳でも、照明器具は上位にランクインし、全体の20%は照明の電気代だそうです。また、白熱電球は寿命が短く1000〜2000時間しか持ちません。1日6時間使用した場合、早くて半年で球切れを迎えます。電球交換の手間もかかります。


LED電球とは

LED電球は、発光ダイオードを使用した電球で、低消費電力、長寿命に優れた新世代の電球です。ちなみに、発光ダイオードというのは、電気を流すと発光する半導体です。

LED電球のメリット

LED電球の一番のメリットは、何と言っても低消費電力、つまり電気代の安さです。その差は歴然で、白熱電球と比べると数分の1の電気代で済みます。また、白熱電球の10〜40倍も長寿命なので交換も手間も少なく、長く使い続ければ使い続けるほどお得です。

また、LED電球は光の色を選べます。代表的なものは、電球色、昼白色、昼光色の3色です。当店では基本的に照明器具が一番映える「電球色」をセットさせて頂いております。昼白色、昼光色をご希望のお客様はご連絡頂ければ対応可能です。

LED電球の色

LED電球のデメリット

良いこと尽くめなLED電球ですが、もちろんデメリットもあります。LED電球の「電球色」は白熱電球を表現した色ですが、まだまだ本物の白熱電球の暖かみのある色には及びません。白や黄色が強めのオレンジ色になります。LED照明は特定方向に集中して光が照射されるため、特に光源がむき出しの照明器具は、眩しく感じられる場合がございます。また、LED電球はプラスチックのような質感のグローブのため、ルックスがあまりよくありません。LED電球は調光器、蛍スイッチとの併用はできません。調光100%の状態でも使用不可となります(一部、調光対応のLED電球もありますが、調光器との相性があり、不確実です。)

照明器具のデザインによっては不向きの場合も

電球の明るさについて

照明器具ごとに、取り付けできる電球の上限は決まっており、60W、100Wと言った風に各商品ページに掲載しておりますのでご確認ください。なお、100Wまで対応の照明器具に60Wや40Wの白熱電球を取り付けることはできますが、最大60Wまで対応の照明器具に100Wの白熱電球を取り付けすることはできません。重大な事故に繋がる恐れがあります。なお、LED電球の場合は、消費電力が低いため、実際の消費電力が適合以下であれば使用可能です。

より詳しくは照明器具の明るさと選び方にて解説しておりますので、こちらもぜひあわせてご覧ください。

白熱電球とLED電球の違い(比較表)

白熱電球とLED電球の違いやそれぞれの特徴を分かりやすく比較表にしてみました。なお、60Wの白熱電球と60W相当のLED電球を比較しています。

白熱電球 LED電球
価格 200〜300円 2000〜3000円
1日の電気代 約8円 約2円
寿命 1000〜2000時間 20000〜40000時間
光色 電球色のみ 電球色、昼白色、昼光色など
調光対応 調光器対応 調光対応LED電球のみ可(例外あり)
配光角度 全方向(約300度) 全方向・広配光・下方向
本体重量 約40g 約70g
表面温度 約80℃ 約30℃
発光までの時間 徐々に明るくなる 一瞬で明るくなる
耐久性 振動に弱く、ガラス製のため、破損する 振動や衝撃などに強く壊れにくい
紫外線を出すため、虫が寄り付きやすい 紫外線を出さないため虫が寄り付きにくい
その他 肌が健康的に、料理が美味しく見える 高周波ノイズを発生させることがある

まとめ

トータルで考えるとLED電球の方がおすすめですが、白熱電球には白熱電球の良さもあります。デザイン照明のCROIXでは、幅広い商品でLED電球と白熱電球をご選択頂けますので、用途やお好みにあった電球をお選びください。

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